負けゲームの考察って気分が乗りませんね……。でも今回の敗因は明確なので、簡単に語ります。
さぁ、これを見てください。選手スタッツです。きっとどこが悪かったのかすぐにわかります。


敗因が一目瞭然ですね。ではPhillyのオフェンス(ラプターズのディフェンス)→Phillyのディフェンス(ラプターズのオフェンス)の順に見ていきましょう。
《76ers OF》
まず、エンビード。16得点に8リバウンド、0ブロックと大きく減速。FG 5/18(27.8%)と成功率は最悪。これは完全にガソルに抑えられてます。このままじゃあ勝てそうにないです。エースの力見せてくださいよ!
そしてハリス。14得点に15リバウンドは圧巻ですが、FG 6/17(35.3%)こちらも非常に成功率が悪いです。前半こそよかったものの後半は、速攻でレナードにブロックされたり、2回くらいカバーに出たイバカにブロックされるなど、被ブロックが目立ちました。
バトラーはもう少し存在感を示してほしい。10得点、5アシスト、FG 4/12(33.3%)という並の選手レベルのスタッツ。これがオールスターレベルのプレイヤーだと言われてもピンと来ません。点を取ってください。シュートを沈めてください。
シモンズ。14得点、9リバウンド、2スティールという悪くはないスタッツ。ターンオーバーも2回のみで上手くいってるように見えますが、ゲームメイクをする機会が減ってるだけ。その証拠にアシストは3回しかしてません。このシリーズを突破するためにはシモンズのバスケットは非常に重要です。恐れずに(でも警戒して)果敢にいつも通りのプレーを見せてほしいものです。そうやって挑戦していく中で、レナード相手にTOを連発してしまうようだったら、その時初めて別案に切り替えられます。シモンズにはすごく期待しています。
JJは悪くなかったと思います。チームトップの17得点、FG 6/13(46.2%)、内3PT 5/12(41.7%)と高確率で長距離砲を沈めています。前半は3PT 0/4と最悪でしたが、後半は3PT 5/8という活躍を見せてくれました。
《76ers DF》
レナードですよ。彼を止められませんでした。45得点に11リバウンド、FG 16/23(69.6%)という驚異の高い成功率。スタッツ、試合の印象ともに圧巻です。超高確率のミドルのフェイダアウェイショット、嫌なときに決まってしまうスリーポインター、高いフィニッシュ力。調子に乗られると止められません。なぜ調子に乗られてしまったのか。そもそも今日の彼は調子が良かったかもしれません。けど、Phillyのディフェンスが雑魚すぎて気持ちよくなっていた気がします。バトラーは無駄に手を出してスティールを狙うのはやめましょう。ドライブ中に手を伸ばすから、重心が崩れて簡単に抜かれてしまいます。
そしてもう1人はシアカム。29得点、7リバウンド、FG 12/15(80%)というこちらも驚異の高確率。うーん、彼はスピードに乗らせなければ多少は止められると思います。タフショットに関しては止めるのが少々難しいです。囲むくらいしか方法が思いつきませんね……。それでもハリスはもう少し守れたと思います。シアカムに毎試合こんな風にやられてしまうならば、このシリーズはなかなか勝てません。レナードやシアカムといった要注意プレイヤーは周りのプレイヤーも警戒すべきですね。
ほかは、そこまで驚異的なプレイヤーはいませんが要所で決めてくるのが厄介なところです。ガソルはスリーが結構うまいので、エンビードがゴール下の守護神としてなかなか存在感を示せません。シモンズは悪くないディフェンスをしてくれますが、特別いいってわけではなくて。可もなく不可もなくといったところ。JJはやはりピックアンドロールのディフェンスが気にはなりますが、ネッツとのラウンドよりは目立ってませんのでまだいい方かなといったところでした。
《総括》
ディフェンスではレナードとシアカム(特にレナード)に簡単に点を取られすぎ。オフェンスではエンビードを始めとして全員ラプターズのディフェンスに守られすぎ。もっと点が必要。
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