Intel第10世代CPU「Ice Lake-U/Y」型番&詳細発表!グラフィックスが約2倍に進化したIce LakeでノートPCはどう変わるのか

CPU/SoC
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先日発表された、Intelの第10世代プロセッサーである「Ice Lake」のUシリーズ(一般的なノートPC向け)とYシリーズ(薄型・軽量ノートPC/2-in-1PC向け)の型番と詳細について&「Ice Lake」によって進化するノートPCについて語ります。

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Ice Lakeは何が進化した?

GPUが超進化

グラフィックスが従来と比べて約2倍の超進化!

画像編集や動画編集がしやすくなり、1080pの大体のゲームも(ゲーミングノートPCじゃないのに)遊べるようになりました!(設定を下げまくればPUBGのプレイも夢ではない…?)

しかし、CPUはあまり向上していないようです。(CPUは後述するもう一つの第10世代と噂されているComet Lakeで大幅向上する模様。)

メモリ高速化

DDR4-3200LPDDR4x-3733に対応!

体感的にわかるほどの違いは生まれないだろうが、場合によっては若干の性能向上も期待できるかもしれません。

Wi-Fi 6に対応

日本でもいよいよ来年から本格化する5G。しかし、現在一般的なWi-Fi 5(11ac)では5Gよりも低速となってしまう可能性があるのです。

モバイルネットワークに負けるWi-Fiなんて価値が低すぎますよね?そこでWi-Fi 6(11ax)の登場です!

最新のWi-Fi 6(11ax)Wi-Fi 5(11ac)と比較して数倍速度が向上し、繋がる範囲もより広範囲になります!

(※Wi-Fi 6を活用するには高速な光回線、対応するルーター、対応するデバイスが必要です。)

Thunderbolt 3に対応

現在最新のUSB 3.1 Gen 2は最大10Gbpsですが、Thunderbolt 3は最大40Gbpsという約4倍の速度を誇ります。また、Thunderbolt 3は映像の出力もできる、基本なんでもできちゃうポートです!こちらを最大4ポートまでサポートします。

(※Thunderbolt 3対応のケーブルにはアクティブケーブルとパッシブケーブルの2種類があり、長さによっても仕様が違うので購入時には注意しましょう。)

AI向上

従来と比較してAIのパフォーマンスが約2〜3倍に進化します。バッググラウンドでの作業に対応した専用エンジンや、新しい命令セットも搭載されます!

型番&スペック

UシリーズはCPUの向上はあまりありません。第8世代と同じくi5とi7が4コア/8スレッドで一番上のモデルはTDPが28Wになっています。

Yシリーズのi5とi7がついに…4コア/8スレッドになりました!その代わりにTDPが5W→9Wになっています。

もちろんどちらもGPUは大幅に向上しています!!G1(EU数:32)、G4(EU数:48)、G7(EU数:64)と数字が上がるごとにGPU性能は高くなっていきます。

 

今回の型番の命名規則は例外的な形で、Core i○ブランド○○世代○○SKUG○GPU性能というようになっています。(変更点は、世代が1→2桁に、SKU部分は3→2桁に、そして末尾のアルファベットで表すシリーズが削除され、GPU性能の項目が追加されたことの3つです。)

GPU性能がわかりやすくなったのは嬉しいですが、末尾のシリーズ表記がなくなったのはわかりにくいですね。

ノートPCの変化

Ice Lakeプロセッサなら、重くて持ち運びが辛いゲーミングPCじゃなくても、一般的なノートPCで多少の動画や画像の編集やPCゲームができちゃうんです!!

Wi-Fi 6の対応でルーターから少し遠いところにノートPCも持ち出して使用できますし、同じ場所で使用する場合も回線速度が向上します。Thunderbolt 3の標準対応は複数ディスプレイを使うことで作業がしやすくなることが予想されます。(サブディスプレイを持ち歩けば出先でも使えます。)

そしてAIパフォーマンスの進化により、効率的にPCがサポートしてくれます。また、バッテリーの持ちも向上することが予想されており、様々な面において便利になることが予想されます。(特に家やオフィスから持ち出して出先で使う場合に有り難い進化をたくさんしてくれています!)

このようにIce Lakeプロセッサー搭載のノートPCは私達の生活をよりスマートにしてくれるのです!

 

そんなIce Lakeプロセッサー搭載世界初号機になりそうなのがDell XPS 13 2 in 1です!

Ice Lakeプロセッサー搭載機が市場に出回り始めるのは今年の冬頃ですが、なんとDell CPS 13 2 in 1は8月中旬に発売されます!!

もう一つの第10世代CPU「Comet Lake」

当サイトでも以前取り上げたことのあるComet Lakeですが、今月中になんらかの発表があるようです。

こちらはIce Lakeとは違い、CPUを重視したバージョンとなります。製造プロセスも従来通りの14nm++となり、CPUを大きく進化させるようです。デスクトップ用のCPUなどの高クロックが求められるものはこちらのComet Lakeのみとなる可能性が高そうです。

画像編集や動画編集、PCゲームなどのGPUを主に使用する作業をノートPCではほぼしないという方は、Ice LakeではなくComet Lakeを待つほうが得策かと思います!

ちなみに、Uシリーズ初の6コア/12スレッドモデルが存在するようです。期待が高まりますね♪

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