CES 2020で発表された注目のChromebook4機種をまとめました。
Galaxy Chromebook

美しい赤に多くの人の心が奪われ、今最も注目の集まっているSamsung製Chromebook。
特徴
- 超薄型!超軽量!(9.9mmと1.04kg)
- 4K有機ELディスプレイ
- 自動明るさ調整機能搭載(Ambient EQ)
- UFSカード対応
- 最高1TBのSSD
- 指紋センサー搭載
- 360°回転ヒンジ採用(キーボードをくるっと回してタブレットに!)
- Sペン付属
- Wi-Fi 6対応
- 冷却ファン非搭載
9.9mmの超薄型設計

なんと9.9mmと超薄型。そして重さも1.04kgと超軽量。
これはPixelbook(10.3mm)よりも薄く、Pixelbook Go(1.06kg~)よりも軽いんです!
360°回転ヒンジ


360°回転ヒンジを搭載したコンバーチブルタイプ。Sペンも付属します!
普通のパソコン型での使用はもちろん、Androidタブレットとしての使用も可能ですよ。(一部動作しないAndroidアプリもあります。)
美しい4K有機ELディスプレイ

Chromebook史上初の有機ELディスプレイ!更に4Kという超高解像度!
更にはChromebook史上初の自動明るさ調整機能(Ambient EQ)も搭載!ディスプレイへのこだわりを感じますね。
ディスプレイ上の100万画素カメラだけでなく、キーボードの左上にも800万画素のカメラを搭載。
キーボードにカメラを配置することでタブレットとして使用したときに写真を撮れるのは、他社製品との大きな違いですね。
鮮やかなデザイン

一度見たときが最後。美しい赤色の媒体があなたを虜にして離しません。
超スタイリッシュなGalaxy Chromebookを使っていれば、通行人に2度見されること間違いなしですよ…w
(従来色のグレーもあり)
もちろん高性能
CPUには第10世代「Comet Lake」のIntel Core i5-10210Uを搭載。RAMは8/16GB、ストレージも最高1TB(SSD)と妥協のないスペック。
ポート類はType-C x 2、UFSとmicroSDのコンボスロット、オーディオコンボジャックと標準的です。
ディスプレイは13.3インチで4K有機EL、アスペクト比16:9です。
キーボードはもちろんバックライト付で、右上には指紋センサーも搭載。Wi-Fi 6(IEEE 802.11 ax)にも対応しています!
Galaxy Chromebookで一つ心配なのが、ファンレスであることです。
ファンレスにすることで、薄型設計を可能にしたり、静音性に優れるなどの利点もあります。
一方、同じComet Lakeの中でも発熱の少ないYシリーズプロセッサーを搭載したPCでさえファンを搭載している例も少なくない中でのファン非搭載は少し心配ですね。もちろん排熱に優れた設計だとは思われますが、発熱を防ぐためにクロックダウンされてる可能性も考えられますね。
価格は$999~、発売予定時期は2020年3月下旬です。
Chromebook Flip C436

Chromebook Flip C434の弱点がほぼ無くなった素晴らしい後継モデル。ASUS製。
特徴
- 薄型&軽量!
- クアッドスピーカー
- 指紋センサー搭載
- 360°回転ヒンジ採用(キーボードをくるっと回してタブレットに!)
- Core i7モデル有り
- USIペン対応
- Wi-Fi 6対応
薄く。軽く。

13.7mmと軽量(Pixelbook Goは13.6mm)。それだけでなく、14インチなのに1.11kgと12.3インチのPixelbookと同じ重さです!
くるっとタブレットに

360°ヒンジを搭載したコンバーチブルPC。このようにAndroidタブレットとしての利用も可能ですね!
USIペンにも対応します。
クアッドスピーカー

ヒンジ部上、ヒンジ部下、右側面、左側面の4箇所にスピーカーを搭載しているのがこのC436の特徴。
(クアッドスピーカーはChromebook史上初な気が。)
美しいパールカラー

ピュアな雰囲気が醸し出る、美しい真珠のような白。つい目を奪われてしまいそうです。
これはキズや汚れがついたら泣いちゃうやつですね。
バランスのよいスペック
CPUは第10世代Intel Coreプロセッサー「Comet Lake」のi3-10110U、i5-10210U、i7-10510U(i7は唯一)から選択可能。RAMは8/16GB、ストレージは128/512GB(SSD)とハイスペック。
ポート類はUSB 3.2 Gen 1 Type-C x 2(USB 3.2 Gen 1=USB 3.1 Gen 1=USB 3.0)、microSDスロット、オーディオコンボジャックを搭載。
USB Type-Aが無くなっているので注意が必要です。
ディスプレイは14インチでFHD液晶、アスペクト比16:9です。
キーボードはもちろんバックライト付で、右上には指紋センサーを搭載。Wi-Fi 6(IEEE 802.11 ax)とBluetooth 5.0にも対応しています!
価格は$799~。
2020年2月24日(月)発売予定で、現在米Amazonで予約受付中。なんと日本直送可です!
IdeaPad Flex 5 Chromebook

コスパに優れたハイスペックなLenovoの新型Chromebook。
特徴
- 360°回転ヒンジ採用(キーボードをくるっと回してタブレットに!)
- 比較的安い
- Thunderbolt 3ポート搭載
- 防滴キーボード
- USIペン対応
- Wi-Fi 6対応
- スライドカメラカバー
この値段でもコンバーチブル

$359~という比較的安い価格ながら、360°回転ヒンジを採用。この子もAndroidタブレットにできちゃうんです。
更にはUSIペンにも対応しています!
防滴バックライトキーボード

このChromebookの他機種との違いはここ。
バックライト付キーボードなのはもちろん、なんと防滴仕様!
飲み物をこぼしちゃってもキーボードが壊れにくいのは安心ですね。(もちろん過度に信用するのは危険です。)
Chromebook初のThunderbolt 3ポート搭載!
CPUは最高構成で第10世代「Comet Lake」のi5-10210Uを搭載。(最低構成はCeleron 4205Uや、Pentium Gold 5405Uではないかと予想されます。)
RAMは4/8GB、ストレージは32/64GBがeMMCで、128GBのモデルのみSSDになっています。
ポート類はThunderbolt 3 x 1、USB Type-C x 1、USB Type-A x 1、MicroSDスロット、オーディオコンボジャックを搭載。今回発表された4機種のなかでType-Aポート、Thunderbolt 3ポートを搭載しているのはこの機種だけ!
ディスプレイは13.3インチでFHD液晶、アスペクト比16:9です。
カメラに盗撮防止のカバーが付いてるのは嬉しいポイント。Wi-Fi 6にも対応しています。
価格は$359~。発売予定時期は2020年6月下旬です。
IdeaPad Duet Chromebook

エントリーChromebookの新基準!Lenovo製。
特徴
- 軽くて小さい!
- キーボードが取り外し可能
- 約3万円!
- USIペン対応
- Helio P60T搭載
キーボード、外れるんです

外せばタブレット!くっつければPC!いわゆるデタッチャブルってやつです。
よくばりでしょ?
全部合わせて1kg未満

本体は450gとiPhone 11 Pro Max2個よりも軽い!なんとキーボードとスタンドカバーも合わせて920gと余裕で1kg未満に仕上がっています。
厚さも7.7mm(本体のみ)と薄く、かさばらないのはありがたい。
iPadに勝てるのでは?
Pixel SlateはどちらかというとSurface Pro対抗でしたが、IdeaPad Duet Chromebookは完全にiPad対抗ですね。
ミドルレンジスマホに搭載されているMediateck Helio P60の派生?SoCのHelio P60Tを初採用。
Geekbenchを見る限りでは、従来のエントリーChromebookタブレットに搭載されていたRockchip OP1(Chromebook Tab 10、Tablet CT100PA)よりも30~40%高い性能を持っているようです。
RAMは4GB、ストレージは64/128GB(eMMC)と標準的。
ポートはUSB 2.0 Type-Cの1つだけなので注意。
ディスプレイは13.3インチでFHD液晶、アスペクト比16:9。USIペンにも対応しています。
お値段は本体 + キーボード + スタンドカバーのセットで約3万円〜👀これはiPadに勝てるでしょ?
発売は2020年5月の予定です。
まとめ
全4機種のスペック比較です↓
Galaxy Chromebook | Chromebook Flip C436 | IdeaPad Flex 5 Chromebook | IdeaPad Duet Chromebook | |
---|---|---|---|---|
CPU | Core i5-10210U | Core i3-10110U Core i5-10210U Core i7-10510U | up to Core i5-10210U | Helio P60T |
ディスプレイ | 13.3インチ 16:9 AMOLED 4K 3840 x 2160 タッチスクリーン | 14インチ 16:9 LCD IPS FHD 1980 x 1080 タッチスクリーン | 13.3インチ 16:9 LCD IPS FHD 1980 x 1080 タッチスクリーン | 10.1インチ 16:9 LCD IPS FHD 1980 x 1080 タッチスクリーン |
RAM | 8/16GB | 8/16GB | 4/8GB | 4GB |
ストレージ | 256GB/1TB(SSD) | 128/512GB(SSD) | 32/64GB(eMMC) 128GB(SSD) | 64/128GB(eMMC) |
ポート | USB Type-C x 2 UFS/microSDカードスロット オーディオコンボジャック | USB 3.2 Gen 1 Type-C x 2 microSDカードスロット オーディオコンボジャック | Thunderbolt 3 x 1 USB Type-C x 1 USB Type-A x 1 microSDカードスロット オーディオコンボジャック | USB 2.0 Type-C x 1 |
バッテリー | 49.2Wh | 42Wh | 52Wh | 7,180mAh/27.6Wh |
カメラ | キーボード: 8MP フロント: 1MP | フロント: HD | フロント: 720p | リア: 8MP フロント: 2MP |
スピーカー | デュアル | クアッド | デュアル | デュアル |
無線 | Bluetooth 5.0? Wi-Fi 6対応 | Bluetooth 5.0 Wi-Fi 6対応 | Bluetooth 5.0? Wi-Fi 6対応 | Bluetooth 4.2 |
重量 | 1.04kg | 1.1kg | 1.35kg | 本体: 450g キーボード: 250g スタンドカバー: 220g 合計: 920g |
寸法 | 302.6 x 203.2 x 9.9mm | 319.5 x 205.3 x 13.7mm | 310 x 214 x 17mm | 239.8 x 159.8 x 7.35mm |
その他 | コンバーチブル 指紋センサー バックライトキーボード Sペン付属 Project Athena準拠 Ambient EQ | コンバーチブル 指紋センサー バックライトキーボード USIペン対応 Project Athena準拠 | コンバーチブル 防滴バックライトキーボード USIペン対応 | デタッチャブル USIペン対応 |
カラバリ | レッド グレー | ホワイト グレー | グレー | ブルー x グレー |
価格 | $999~ | $799~ | $359~ | $279~ |
発売予定 | 2020年3月下旬 | 2020年2月24日 | 2020年6月下旬 | 2020年5月 |
メーカー | Samsung | ASUS | Lenovo | Lenovo |
※Galaxy Chromebookのストレージは256GBと1TB以外の構成もある可能性が高く、CPUに関しては今後i7版も販売する予定です。
※IdeaPad Duet Chromebookの寸法は本体のみのもので、キーボードとスタンドカバーも装着した場合は244.87 x 169.31 x 18.2mmとなります。
感想
4K有機ELで真っ赤なGalaxy Chromebookのインパクトがあまりに大きすぎて、正直他は存在感が、、、
他もふつーに良機種だと思うんですけどね。
私はTiger Lake(今回Chromebookでは採用されなかった10nmプロセスIce Lakeの後継、第11世代Intel Coreプロセッサー。詳しくはこちら)搭載のChromebookが欲しいのでComet Lake搭載の3機種は見送りかな。
GPUの性能不足を感じることがAndroidアプリを使ってるとけっこう多いんですよ。
でもHelio P60T搭載のIdeaPad Duet Chromebookは、Androidアプリとの相性がIntel系より良さそうだからちょっと興味あるかも。
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